「雇用調整助成金」について、相談が増えてきました。
確かに以前と比べて、色々、簡素化されて申請が出来やすい
ようにはなっています。
但し、簡素化されてきたのは、書類の記載項目や、確認資料
の内容についてという事になります。
決して、「審査が簡素化されて、大まかな計算で申請できる」
という事ではありません。
助成金を受給する以上、勘違いはしない方が良いと思います。
やはり、日頃の労務管理、適正書類の整備、法令順守の取組み
が重要になります。
「労働契約書なんて作成したこともありません。」
このような経営者は、こんな非常事態の時に、雇調金申請にも
苦労することになります。
社労士も、顧問先以外のお客様の支援の際には、日頃の取組み
姿勢の確認の上、ご支援が可能かどうか、判断しないといけな
い場面があります。
今回のコロナに関しては、私たちが今まで取り組んできたこと
への評価が分かれることにもなりそうです。
もう一度、大事な社員さんを守るためにも「労務管理」の重要さ
を見つめなおす必要がありそうです。
そして、国民皆で、前を向いてこの難局を乗り越えたいものです。